ロンドン五輪から学ぶ②

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<バレーボール女子におけるテクニカルサポート戦略>

 ロンドンオリンピックで銅メダルを獲得したバレーボール女子からは、テクニカルサポート(情報戦略)の取り組みが、渡辺啓太氏(日本バレーボール協会女子ナショナルチームアナリスト)より紹介された。技術成績や戦術傾向を調査・分析して、選手やコーチに役立つ情報を提供するテクニカルサポートのスタッフは、スカウト、アナリストなどと呼ばれることもある。強豪国の殆どが同じソフトウェアを使用して統計情報の収集を行っている中で、収集した情報をどのように使うかが鍵となる。
 バレーボール女子では2003年にData Volleyと呼ばれるこのソフトを利用し、2004年にアナリストチームを発足した。2008年に眞鍋監督が就任してからは、「情報を日本の武器に、強みに」することを方針に掲げ、適切な評価基準を用いて、目標設定や基準値の明確化/数値化を進めてきた。適切な評価指標がないものについては、計算式を創作するなどの工夫を重ねながら、基準値を設定した。
 そして、これらの基準値を目標として日々の練習の中で選手に意識させてきた。また、海外の強豪国の動向に関する外国語の資料を翻訳して配信したり、iPadを利用した映像フィードバックを独自に開発して選手やコーチが手軽に利用できるようにするなどの取り組みも行われている。


<ロンドンオリンピックに向けたマルチサポート「研究開発」総括>

 マルチサポート事業では、ロンドンオリンピックに向けて、競技、トレーニング、コンディショニング、女性アスリートの支援・育成に関する研究開発を進めてきた。その中から、「競技に関する研究開発」の取り組みについて、藤井範久氏(筑波大学教授/R&Dコア「競技に関する研究開発」プロジェクトリーダー)より紹介があった。
ロンドンオリンピックのフルーレ団体種目で銀メダルを獲得したフェンシング男子を対象とした研究開発では、シューズメーカーと連携してフェンシング専用シューズの開発を行った。フェンシングではこれまで10年ほど新しいシューズの開発が行われてこなかったが、ロンドンでは、選手の足型に合わせ、選手のプレースタイルも考慮した専用シューズが開発され、オリンピック本番で使われた。その他にもフェンシングのヒルト(グリップ)やポイント(剣先)荷重センサーの開発が行われた。
 筑波大学では、その他にも、レスリングのシングレット(競技ウェア)とシューズ、体操競技のプロテクター、カヌー(スプリント)のパドルなどの研究開発も行った。ロンドンへ向けた研究開発では、開発期間が1年半から2年と短かったため、最終的にオリンピックで実用化することが出来なかったものもあった。
 今後の課題としては、より時間的な余裕を持ってプロジェクトを進めること、選手の要望を聞くだけでなく仮説提案型の研究開発を行うことが課題として挙げられる。

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バレーのテクニカルサポートの形が、勝てる戦略として一般化する時代ですね。啄木鳥

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by fight-nagano | 2012-12-07 13:25 | 会議
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